マイクロン伝説 MC-01 コンボイ スーパーモード

マイクロン伝説

今回はあまりにも唐突に、マイクロン伝説のコンボイで遊びたくなったので記事としてご紹介させていただきたく思います。

きっかけは「部屋の整理中にたまたま触ってついつい」というぐらいのなんて事のない理由ですが、思い返せばコンボイの電動ギミックで思いっきり遊んだことはないなとなったのでこの場を借りて遊ばせて頂く事に致しました。

マイクロン伝説のおもちゃと言えば他のシリーズに比べ「あまり可動しない」というイメージが一般的ですが、コンボイスーパーモードに関しては違う意味で「良く動く」おもちゃとなっております。なので今回は動画を部分的に用いてその辺りを存分に味わってもらえればと思います。

それではいつも通りビークルモードからどうぞ。

ビークルモード

凄くカッコいい。

とにかくゴツくて大きく、重量も厚みもあり今では考えられないほどの堅牢な印象が伝わってきます。デザインもとにかく武骨で力強いキャブがキャタピラ仕様のトレーラーを牽引する、というパワーしか感じないビジュアルとなっております。

全体的にオフロード仕様というか局地での運用を思わせるのですが、マイ伝コンボイのビークルは何か実在のモチーフがあったりするのでしょうか。

排気筒はクリアパーツ。

排気筒は両サイドとも取り外す事が可能で、外した後はモナカパーツの要領で組み合わせると手持ちの武器になります。それを持たせて発光ギミックと組み合わせて遊んでねって部分なのですが、発光ボタンを抑えながら撮影するのが面倒だったので今回はスルーしました。ギミックがあるのは合体後なのでサイズ的に見栄えがしょっぱいというのもあります。

とはいえギミック自体はG2トランスフォーマーでも存在した由緒あるものなのでやっておけばよかった気がしました。

パートナーマイクロンのプライムが付属。

マイクロンは色々なモチーフに変形しますが、特段スケールが合わせられている物ではないのでおおらかな気持ちで遊びましょう。

アニメでもマイクロンのサイズは玩具と同じような比率になっており、ロボットモードに変形しても子供たちと同じぐらいの背丈でした。

マイクロン伝説は名前にも存在が確認できる通り、マイクロンとの連携がシリーズの共通ギミックになっています。

コンボイはビークルモードでは目立ったマイクロンギミックはないですが、両サイドに収納箇所があるのでマイクロンたちを格納して遊ぶことが出来ます。

手押しでコロ走行させるのがとにかく楽しいです。

重量感のあるボディを何個も連なる重厚なタイヤでゴロゴロと引いていくのがブンドドを捗らせます。後部のキャタピラは造形のみで実際には小さい車輪が底面にあるだけなのですが、トレーラーの重量が車輪にのしかかる感触がコロ用車輪の軽さを感じさせません。

単体だとトラックらしさは薄め。

後ろ側に何かついてますがこの段階ではまだ見なかった事にしてください。本命も待ち受けている事なのでビークルはここまでにして変形させていきましう。

トランスフォーム・・・・

その時、不思議なことが起こった。

!?

例え事前に頭でわかっていても、初めてこのギミックと対面したら誰でも驚くと思います。

自分はこのコンボイをお値打ちのジャンク品で買ったのですが、電動ギミックは諦めていたのでいきなりガーガーと轟音を立て始めて大層驚いたものです。

しかしながら最初は驚きこそすれ、その轟音を放ちながら形を変えていく様に魅了されない男子はいないと言えるでしょう。要はコンボイ側に赤外線装置が搭載されており、変形させるのに合わせてトレーラーも自動で変形するというギミックを備えているのです。

コンボイをビークルからロボットモードに変形させると、トレーラーは自動で基地モードへと変形します。

基地モード

ただ広がるだけではなく立体的な「櫓」の様な部分も連動して展開するのが目を引く部分ですね。

ブリーフィングモニターや砲撃セクションなどの要素があるおかげで簡易ながらも基地らしさを底上げしています。ビークルモードでは薄かったマイクロンとの連動要素は、コンボイの場合この基地モードに集約されています。連動ギミックはどれも単純なものですが、基地モードでの遊びとしてマッチしており引き込まれる物ばかりです。

ビークルモードであったトレーラー側部の格納部分は基地モードではマイクロン射出口として遊べます。片側のみですが上部のツマミをスライドさせる事で、実際にマイクロンを迫り出させることが可能です。

黄色いガンターレットは基部に近い方のマイクロンジョイントにエボリューションする事で展開します。

スーパーモードの膝に相当する箇所の砲塔は手動展開ですがミサイル発射ギミックがあります。自分の物は残念ながらミサイルが欠品となっております・・・。

立体的な階層が組まれているのがすごくいいです。高い位置から砲撃したり索敵などに用いるのだろうか、と想像が膨らむ部分です。

ちなみに下部の黄色いマイクロンジョイントにエボリューションすれば砲撃音を鳴らして遊べるギミックが発動します。

基地モードはアニメでも1回?何度か?登場した事があったはずです。

自分の好きなスーパージンライは基地モードがオープニングでしか出てこないという空気具合で泣いてしまったので一回でも本編に出たのなら最早称賛されるべきだと思います。

ロボットモード

カッコいい。

単純な変形からくる武骨でマッシブなプロポーション。マイ伝コンボイはどことなくG2バトルコンボイに共通した部分が所々あると思います。マイクロン伝説は初代とは完全に別の世界観の物語ですが、だからこそ色々な方面からモチーフを引っ張ってきてるのでしょうかね。

パートナーマイクロンの「プライム」も玩具だけ見ると何となくG1バンブルに似ているようにも見えます。まあアニメでの姿を見る限りはあまり似ていないので深読みが過ぎるかとは思います。

アクションポーズ

可動性は言うまでもなく良くないです。

というのもマイクロン伝説はそれ以前のシリーズとは大きく方向性を変えており、そもそも可動性は追及していないというシリーズになっています。

ファンの間では有名なエピソードですが、タカラ社が訪問アンケートを行った際にボールジョイントが摩耗して自立しなくなったビーストウォーズ玩具を見た事がきっかけとなり「子供が遊ぶ上での堅牢さや立たせやすさ、変形のさせやすさ」を重視するに至ったという経緯があります。

ちなみにコンボイに関しては「STDコンボイ」というキャブ単体の商品が出ており、そちらの方はフリーポーザブル仕様となっております。商品名こそタカラ社の廉価版玩具に用いられるSTDが付いていますが、合体機構と電動ギミックを排した以外は従来品となんら遜色のない出来になっており、限定品を含んだ多数のカラーバリエーションもある傑作玩具として語り継がれています。

余談ですが自分はクリアカラーの「クリスタルコンボイ」を所持していましたがいつの間にか腕の排気筒を紛失してしまいました・・・・。マイクロン欠品でも状態が良く安く買えたものだったので未だにショックが大きいです。

ポージング遊びをする玩具ではないので似たようなポーズの写真が多くなりがちです。腕が横に開ければもう少し変わった気もしますが、この玩具の真骨頂は別にあるのでなんなら動く方だとさえ思えます。

それではいざ、

コンボイ!!

スーパーモード!!!!!!

ウォーッ!!たまらん。

コンボイ スーパーモード

文句なしにカッコいい。

プロポーションは力強さはそのままに、合体前よりヒロイックな要素が増えて正に「スーパーモード」と言った感じ。背面に基地モードの櫓部分を背負っているのはまあ仕方がない所ですね。また、変形方法からもわかる通り下半身は四方をパネルで閉じたハリボテのようなものなので、見栄えのする角度はある程度選びます。可動も上半身以外一切ありません。

巷では顔が半魚人とか言われてますが、睨みの効いた顔つきがコンボイとしてはかなりユニークだと思うので自分は普通にアリだと思っています。

合体させると「コンボイ!スーパーモード!!」と叫んでくれます。

音質が良くないので大川徹さんのお声かどうかは判別しかねます。ファイヤーコンボイがそうであったようにアニメの声優さんが声を吹き込んでいるわけではない可能性も十分にあると思います。

余談ですがもしアンコール版ゴッドファイヤーコンボイの品質がちゃんとした物であったなら、このマイクロン伝説のコンボイも音声ギミックがアップデートされたアニメ版カラーとして復刻されていた可能性もあったかもしれないですね。

眺めているだけで幸せになります。

確かに可動こそしませんが赤外線ギミックで激しく音を立てながら自動で変形をして、合体時に名乗りの音声まで鳴り響くという一連のシークエンスには合体ロボのすべてが詰まっているとさえ言えます。

肩にプライムをエボリューション出来ますが、ギミックは残念ながら特にないという・・・
マックスキャノン!

もちろん合体して可動するなら越したことはないかもしれませんが、スーパーモードコンボイは一部自動変形というオンリーワンのギミックが可動とは違う楽しさを見事に提供できていると思います。

個人的には「一部」自動変形というのがミソで、自分の手で作動させる過程があるからこそ「一度のインパクト」で終わる事なく「何度もやってみたい」という衝動を刺激するのだと思います。


以上マイクロン伝説からコンボイ スーパーモードでした。

マイクロン伝説といえば個人的にはビーストウォーズと並んで、トランスフォーマーファン以外の人々にも強く認知されている作品だと思っています。しかしながら低年齢向けな玩具の方向性もあり、根っからのファン以外にはその本当の魅力が伝わり切っていないという、勿体ない部分も併せ持っているように思えます。

そんな中でこのコンボイスーパーモードは司令官クラスなだけあり、わかりやすく派手な訴求力に満ちた玩具となっています。おそらく出荷数が多いなどの関係で中古市場では現在でも比較的入手しやすい部類であると思われます。

もしも「マイクロン伝説のアニメは好きだけど玩具までは・・・」とお考えの方には是非このコンボイだけでも一式そろえてみる価値はあるとお伝えしたいです。個人的には他のメンバーにもお気に入りの物はあるのですが、やはりリーダーというのは飾り映えがしますのでとにかくお勧めするならコンボイとその合体する仲間たちが最も喜んでいただけるのではないかと思います。

じぶんはまだまだこの玩具で遊んでいけるパワーを感じておりますが、以前イベントで参考展示されたAコンボイの詳細にも期待がかかりますので自分の中でマイクロン伝説への熱をゆっくりと高めていきたいと思います。

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