DX スターインボックス スターファイブ

スーパー戦隊シリーズ

こんばんは。前回に引き続きファイブロボの兄弟メカ、スターファイブをブンドド。

例によって予備知識は薄く、ファイブマンもようやく33話まで見終わったという段階なので単純に玩具そのものの感想と言う形になりますがゆるりとお付き合いいただければ幸いです。

珍しくパッケージもそろえて買ったので・・・。

自分は直前まで勘違いしていたのですが、スターファイブはダイキャストパーツが使われていない、超合金ブランドではないモデルなのですね。ファイブロボに比べ合金未使用、合体要因の為変形は組み換えといった相違点はいくつかありますが、これはこれで買ってよかったと思える玩具でしたのでまずは航空機形態からどうぞ。

スターキャリアー

武骨なアームが目を引く輸送機の様な渋い機体。アームの部分は戦隊ロボではあまり見かけない表現で、それが思い切り前面に押し出されているのが珍しいと思います。

カラーリングを整えれば近年の宇宙世紀ガンダムに出てきそうなデザインしてますね。

ちなみにアーム先端の写真で見えてる3つの車輪はあくまで造形だけのもので、コロ走行用の車輪が別に1個ずつ付けられています。

翼らしいものは後部のカナードのみで飛行と言うより推力で突き進んでいくような力強さを感じます。

劇中でもマグマベースから発進する際はスペースシャトルのように垂直に飛び上がります。  

自分の買ったものはグレーのパーツが若干日焼しており見栄えの面で勿体ないですね・・・。後に勝ったファイブロボの状態が良いから気になってしまう。とはいえこの個体が店に陳列されているのに出くわさなかったらファイブロボまで買っていなかったので仕方がない部分。

中古玩具店の棚をチェックする楽しさは完全に10連ガチャのソレなんですよね。

いつ何が入荷しているかはわからないですし、基本全てが一期一会なのであまり見かけない商品に出会えた瞬間は判断力が低くなる程度に興奮します。

スターファイブも正直な所、判断力が低い状態で買いました・・・。

ビークル形態のかっこよさもかなり気に入っています。

衝動買いを迫られる時って頭の中で「買わない理由探し」をすると思うんですが、スターファイブはデザイン面ではマイナスポイントが浮かびませんでした・・・。

自分がここ4,5年はトランスフォーマーのせいで大柄な輸送機や運搬車両に惹かれているというのも大きかった・・・。

それでは次はいよいよ変形スターラウンド!!

とはいえ変形の面では結構問題が多く、特にスターファイブの特徴であるアームパーツがそこそこ取り回しが悪く扱いに困ります。

変形手順は各部パーツをバラバラにして組み替える変形となっておりそれ自体はよくある2号ロボの変形なのですが、アームパーツの差し替えが余計なひと手間を増やしており、楽しさ以上に僅かに手間が勝ってしまうといった印象。

ビークルモードでは大胆に目立つ位置で使われていたアームですが、ロボットモードではすべて背面に追いやるのみでデザインにもあまり活かされておりません。(劇中のスーツでも目立たないアレンジがされてしまっている。)

その上アームと本体を繋ぐジョイント基部が回転の動きに対応しておらず、各形態へ変形する際に向きを変える場合は「取り外して付け直す」という動きになります。やろうと思えば本体に接続したままアームの向きを回転させることも可能なのですが、ジョイントが削れてすり減ってしまい最終的には根元からねじ切れてしまう場合も大いにあり得るのでやらない方が無難と言った感じですね。

ジャンルは何であれSF要素のある作品を見た人間であれば作業アームは「ウイ~~~ン・・・・」と可動して欲しいというのが正直なところだと思うのですが、スターファイブのアームはそう言った部分で若干のコンセプトのずれと言うか消化不良を感じさせられますね・・・。

見た目はカッコいいのですが遊びの面に繋がっていない感じがしてしまうのが片手落ちでもったいない気がします・・・。あくまで素人のパッと触った時の印象ではあるのですが。。。

しかしながらアームの接続や本体パーツ各部のジョイントはどこも2パーツ以上で構成されるジョイントばかりなので脱着時の音や感触が非常に気持ちいいという側面もあります。

差し替えは一般的な二号ロボよりやや手間ではありますが、その分I字ジョイントのパチンパチンと小気味のよい感触を楽しめます。さながらロボ玩具ASMR。なにいってんだこいつ。

それでは改めてスターラウンド。

スターファイブ

コ●ボイ
劇中では額にシルバーの差し色があるおかげでブロー●キャストに空目します。
アーム全部後ろに回しちゃうのもったいないよなあと・・・

カッコいい。

直前にいろいろ言いましたがロボモード自体の格好良さは一目で伝わる良さがあります。

色分けは大半がシールに依存しているので、シールほぼ未使用の物を買ったのですが思い切ってすべて張ってしまいました。スターファイブ形態ではメッキも控えめですが、個人的に2号ロボの地味さはグレート合体への前フリのように感じられて何気に好きな部分です。「おいおい俺にはまだトンでもねえ魅力があんだぜッ?」とでも言ってきそうな感じです。

余剰パーツを盾にするタイプのロボですね。

登場回数は少なめですが劇中でも何度か登場していたはずなので、それならばギリギリ許せる余剰かなと。

合金は使われていませんがご覧の通りファイブロボより大きいです。そろえてみると満足感の方向が違うのがわかったりして面白かったです。

ファイブロボが細かい造り込みで堅実に良いものを提供してくれているとしたら、スターファイブは問答無用の大きさとメッキ比率の多さで即物的に満足させに来ている感じです。

今では定番となった2号ロボと並び立つ絵面もファイブマン以降に取り入れられたものなのだそうです。

シリーズ作品は順番に観るのがベストだと思っていますが、戦隊シリーズに関しては現代に根付いている伝統の表現が意外な作品から始まっているのを知る瞬間も楽しく、あまり気負わず作品に触れられるのもいい部分だと思います。

それではいよいよ大本命の合体、スーパーブラザージョイント!!

スーパーファイブロボ

実はご覧の通りバーニア部分のシールが破れてしまっていました

ウォーんカッコいい。

ファイブロボの記事でも申し上げた通りこの形態に一目ぼれいたしました・・・。

1号ロボが2号ロボをアーマーとして着こむという王道の合体形式ですが、上半身のパーツは合体前のどちらのロボットでも使われていなかった部分が前面に押し出されるようになっており、「2号がかぶさっただけじゃん感」も全くありませんね。

目立つ部分の意匠が1号とも2号とも異なる印象に仕上がっているという、この点はスーパーファイブロボの明確に凄い点であると思います。

スターキャリアーの宇宙的でスマート(細いという意味ではなく)なカッコよさが各部にプラスされつつ、スターファイブにもファイブロボにも使われていない輝くメタリックブルーのシンボルが合体前の2体にはない1段上の特別感を演出しています。

個人的に両肩にカナードが来ているのも好きな部分です。

大きく張り出したウイングではなく短めのウイングなんですが、かの有名な試作版ゴッドジンライの肩部分を彷彿とするのが「なんかいい」です。もちろん会社が違うのでオマージュだなんだというような結びつけをするわけではないのですが、試作版でオミットされたあのデザインを違う商品で疑似的に味わえたようで溜飲が下がるというか夢が叶うというか、成仏しましたというような感覚です。

関連性はまったくないですが、本当に何となく好きな部分です。

人間的なプロポーションではありませんが、脚部も大きく底上げされ全体的にどこもボリュームアップしているのが素晴らしい所。

ライト増設で撮影しやすくなったぞとイキったばかりですが、普通に撮影ブースの小ささが影響する程度の大きさです。

劇中のスーツでは動きやすさを優先して合体部分はジャストフィットした感じにアレンジされていました。そのため玩具とスーツで大きく見た目が異なりますが、各部が張り出してシルエットの変化を生んでいる分個人的には玩具のスタイルの方が好みですね。

必殺技はスーパーベクトルパンチ。

スターファイブの脚部兼スターキャリアの側部ブロックがまるごと下駄になった足から大出力のブーストを吹かして突撃パンチをお見舞いするという超シンプルな攻撃。

なんですが、突撃中にコクピット内でGの影響を受けて仰け反るファイブマンたちが映されたりと、ファイブマン特有のさりげないながらもリアリティを感じさせる演出が光っており映像は文章で書いた内容以上に印象に残ります。

合体時もブルーとブラック、レッドが各パーツの装着時にコンソールパネルで細かい調整をしつつ完了のコールをするなど、本当にファイブマンは科学力で戦っているという説得力のある描写が多くて印象的です。人間やめてる無茶苦茶な戦闘も多いですが。

ヘッドギア!OK!!指パッチーン!!←これすこ

頭部の色分けは額以外すべてシールである点が少し残念です。バイザー部分もシールなのですが、曲面に硬めの紙質の物を張り付ける関係で平面に戻る動きが生じてしまい端が浮いてしまいます。

どこかのタイミングで接着剤で貼り付けてしまわないとなんですが、不器用なのでメッキを盛大に汚しそう・・・・・。


以上、スターインボックス スターファイブでした。

以前からあこがれていた、昔のフォーマットの戦隊ロボを味わうことが出来て個人的には本当に満足しております。

年代的にはTFのスターセイバーらと時期が近いので歴史的にはそこまで古いものと言うわけでもないのですが、戦隊の転換期の本当に直前に作られた作品という事も相まって近年の作品では味わえない部分も多く存在しており、自分としては映像を見ることも玩具に触れることもまとめて目新しい体験をしたように感じています。

玩具自体もファイブロボの「小さな宝物感」とでも言える堅実な魅力に対し、サイズやボリュームといったわかりやすい魅力を加算するスターファイブで上手く二つの玩具を欲しくなるような作り方がされているので、買ってよかったという満足感が強く残っております。

ビンテージトイの類はあまり頻繁に買える物ではないので数か月に一度の贅沢と言う感じになりますが、これからも機会があればこうして記事としてアウトプットしていきたいと思いますね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました