スタートWINデッキ 聖沌クノイチチェンジ

雑記

皆さまこんにちわ。前回に引き続き個人的に楽しみだったデュエルマスターズの構築済みデッキを今回もご紹介したいと思います。

今回ご紹介したいのはタイトルにもある通り初心者向けの入門アイテムであるスタートデッキから、「スタートWINデッキ 聖沌クノイチチェンジ」6月10日発売の税込み990円。前回のアビスは思いがけず、といった形でしたがこちらはデュエマ史上初の「女性キャラの構築済みデッキ」という事でホビアニの民としては自然と期待が高まってしまう物になっており、仮にデッキとしての完成度が低くても記事としてご紹介したく考えておりました。

個人的にはキャラグッズとしての側面から本商品を手に取った気持ちが強かったのですが、その実態は歴代のスタートデッキの中でもかなり纏まりが良いとの評判が出てくるほどの完成度に仕上げられており当ブログを読んでいる方々にも是非ひとつの玩具として手に取っていただきたく感じた次第です。

本当に思ってたより驚かされたのでダラダラ書いてしまった。

今回も例によってプレイヤー目線では物足りない事必須ではありますが、他の記事と同様に非プレイヤーの方にやんわり良さを伝えられればと思います。

パッケージ・説明書

パッケージは風変わりな形状の箱型で紙製。

我々デュエマ開始時の世代では馴染みがないデザインですが、どうやら革命編のスタートデッキからは定期的にこういった特殊な形状のパッケージが続いているようです。

それらの共通コンセプトは「食品パッケージ」であり、カップスープ・グミ(チョコ?)・ピザなど文章で伝えるにはなかなかに珍奇なモチーフたちが集っております。カードゲームからはストレートに結びつかないテーマで近年のデュエマらしい非常に遊び心溢れた仕掛けといえます。ピザってなんやねん、と思った方は公式サイトで確認していただくと感動に打ち震える事必死かもしれません。

ちなみに今回のパッケージは「ポテト」だそうです。黒ベースじゃなくて赤ベースの色だったらかなり調理完了時の音楽が幻聴で聞こえてきそうなビジュアルになってましたね。

どうでもいいけど子供の頃は箱裏にカードリストの記載があったけど、なんでやめたんだろう。

CV大久保瑠美だブヒィ

正面デザインには今回の切り札「聖なる混沌クノイチマントラ」と共にWIN編表向きのヒロイン(?)である原作漫画版の「カレン」が描かれています。ビバ松本しげのぶ絵。

原作漫画は完全に単行本待ちなので実のところ現在の時点で原作のカレンちゃんの活躍はほとんどわかっていないのですが、アニメでは見た事がない衣装に身を包んでおりほのかな新鮮さがうれしいワンカットです。ブヒィ。

デュエマの癖つよ女性陣の中でもかなり真人間寄りというか、彼女が絡むエピソードも含め比較的真面目な女の子。個人的に好みドストライクの女性キャラクターというわけでは決してないのですが、話が動くたびに立ち位置が異なってくるのでまだまだ本筋に絡む謎を提示してくれる目が離せないキャラであります。(例えばフルネームがまだ公開されていないキャラであったり。)

また、商品名で明言されている通りカレンちゃんの正体はクノイチ。そうした経緯もありストーリーの進行と共に使用デッキが変わるのもキャラクターとして特徴的な点であり、正体を隠していた時はスノーフェアリーを、正体が明かされた時には既存のシノビクリーチャーを中心にした旧シノビというべきデッキを用いていました。

本商品はそんなカレンちゃんの新章における光文明のメカシノビを中心にしたニューデッキとなっております。

地味に「スタートWINスーパーデッキ」と誤植されている。

スタートデッキという事で前回のデッキと同様のフォーマットでデザインされた説明書が。本デッキの動かし方と関連アイテムの販促が添えられています。このデッキのテーマであるシノビ、およびメカの立ち回りについてほどほどに解説されています。守りや不意打ちなどの駆け引きについて触れられているのが特徴的です。

細かい補足は例によってフレーバーテキストに記載されています。今回は忍者をコンセプトにしたアイテムなだけあって、どのテキストも「シノビのオキテ」と子供の胸打つ素敵ワードを文頭に綴られています。

機械忍者の刺客たち

本題。

冒頭でも触れた通りデッキの感触は大変良好。デッキに搭載されている主軸のギミックが「ニンジャ・チェンジ」「ニンジャ・ストライク」「メクレイド」「シールドトリガー・プラス」と多彩であり、動かす際の満足度が高いのも純粋にお気に入りポイント。それぞれの能力も上手にシナジーしておりデッキを構築するあらゆる要素が見事に噛み合っておりスタートデッキとしては奇跡のバランスで成り立っていると言えるのではないでしょうか。

デッキの性質としては豊富なリソース補充で軽量クリーチャーを並べ、各種破壊耐性で詰みの盤面を作って殴り切るというスタイル。防御面は当然固くニンジャ能力やトリガープラスで攻撃をいなす手段に優れているので、早期にジャスキル(シールド全壊とトドメに必要なクリーチャーを揃える事)を形成するデッキとの相性は最高の一言です。一部では赤単ガガガに勝ったとの声もあるようで、一度猛攻をしのげば息切れしやすいデッキに対してはかなり強気に立ち回れると思われます。

以上のように防御型デッキである事を念頭に置きつつ、1枚づつじっくりという訳にはいきませんがおおよその役割・カテゴリ別に収録カードをご紹介。

優秀な初動サーチ札2種

左側のクリーチャーは出た時にデッキの上から5枚を見てメカ・シノビのどちらかを種族に持つカードを1枚回収できる低コスト獣。当然自身も対象なので連続で回収を繰り返すことも可能です。

右側のカードは下側の呪文面を指定して使う事で「1マナでデッキトップ3枚の中からメカを種族に持つカードを1枚回収」できるカードで軽量さが光る1枚です。上側にクリーチャー面が付いている為、手札を探す必要がない場面でも腐らないのが無駄がないです。貴重なWブレイカーなので意外と頼る機会が多かったり。

これらのカードが合計で7枚採用されている為、優れたデッキ掘削力で目当てのカードを引き込みやすく動きの再現度を高めているのがこのデッキの地力を固めていると言ってよいでしょう。メクレイドを絡めつつナルコを並べていくとデッキが一周まわりきる事も珍しくないです。

強固な布陣を築こう

次に先ほどのサーチ札で積極的に探していきたいシステムクリーチャー2種。

左側の「シリエス」は特に重要でまずは彼女(?)を場に立てる事がこのデッキのテンポを作る行動になります。テキストはいたって淡泊ですが「メカが出ればターンに1度1ドロー」「除去される時に味方のメカを身代わりにできる」という地味ながら強力な物。かつて猛威を振るったミストリエスという懐かしクリーチャーのオマージュカードであり、現代環境に耐えうるべく破壊耐性を引っ提げて生まれ変わったのがシンプルにやばいですね。

右側のカードは「スイトン」と読み、一見コストの重たさに目が行きますがその分一度場に居座ると相手の小型クリーチャーを延々と制圧できるいやらしい存在。「自分のクリーチャーが出た時相手のクリーチャーを一体選んでタップする。」というこれまた簡素なテキストで、回数や対象についての制限が一切なく自軍を展開した分だけ相手クリーチャーを寝かせることが出来ます。

シールドトリガープラスが付いている点も強力で、フルスペック時は「自身の登場で敵1体タップ・味方ブロッカーの呼び出しで敵1体防御・そのブロッカーが出た際も敵1体タップ」と、ワンアクションで3打点も防げてしまう攻防一体のカードとなっています。何気にシリエスとの相性も良く、「メカを出す→ドロー・敵タップ→相打ちや反撃を身代わり効果でケアしつつタップした敵に突撃」といった動きも可能でひとまずこの布陣を築くことが敵を追い詰める一手と成りうるのではないかと思います。

残念なのはこの2種はそれぞれ2枚づつしか投入されていないので、別売りのパックを購入するか本商品をもう1セット購入して枚数を増やすかを迫られる点。実際に、運任せでもこの2種を頼れるかどうかで動きの速さが変わってくるので改造するならせめてシリエスだけでも4枚にしたい所ですね。

人海戦術こそ正義

こちらはとにかく盤面に並べていきたい2体。

左側は直近のパックにも収録されたカードで、メカ限定ですが1ターンに1度カードの使用コストを1下げることが出来ます。これらのターン1効果は同名カードが複数並べばそれぞれの分だけ使うことが出来るので、「3マナあればもう一体のアシスターアルデを1マナで呼び出し、そのアルデで残る2マナを使って3マナクリーチャーを出す」という動きが出来るようになります。

このデッキは単純にクリーチャーを並べる程有利になりますし、思い切って重複するアルデは先ほどのシリエスのデコイとして並べておくというのも手堅いでしょう。何より光文明でマナコスト浮くのって普通に助かりますよね。

右側のカードは「光のマナが2以上且つ場にシノビがあればタダで出せるシノビクリーチャー」である「センジュ」。タダで出せる以外に能力はないため特攻要員・身代わり要員・面子合わせとかなり雑に使っていける都合のいい女の子です。

タダで出せるのにマナコストが5に設定されているのにも理由があり、このデッキの切り札である「クノイチマントラ」、最新パックの切り札である「カオスマントラ」、これら両名のニンジャチェンジの条件を満たしたカードとして機能させるためであると理解できます。加えてイラストからも伝わる通り「センジュ」と2種のマントラは同一のキャラクターもしくは分身体などの設定的な繋がりを感じさせる物になっており、両マントラへのニンジャチェンジがデザイナーズコンボとして作られている事が解ります。

別々のカードが実は関連性を持ってるの、イイ。

守りのシノビ・シールドトリガープラス

発売したばかりのパック、アビスレボリューションから早速シールドトリガープラスが登場。従来のシールドトリガーとしても使えて「相手のターン中に自身のシールドが2つ以上ブレイクされた場合」という条件をクリアすれば追加効果を得ることが出来るというギミックです。

一見するとギミックの体験的意味合いが強いように思いますが、実はこの能力も本デッキと非常に相性が良く、クオリティの底上げに貢献している部分であると言えます。

前提として既存のシールドトリガーは「強力だがマナコストが重く設定されている」という性質があるため、守りを固くしようとするとその分デッキの動きを阻害する濁りとなるのがデュエマのセオリー。しかしトリガープラスの場合は条件を設けた分コストが軽量に設定されており手札に来ても腐りにくい。その点がとにかくクリーチャーを並べたいこのデッキの性質と大変噛み合っており、ただの受け札に終始せずいくつかの役割を担えるというのが非常に優秀です。

強いデッキに採用されるカードというのは、得てして「1枚で大きく有利になるカード」だったり「細かい動きを複数こなせるカード」によって構成されているといっても過言ではないように思います。今後トリガープラスがどういった評価を得ていくのかは未知数ですが、少なくともこのデッキにおいては複数の役割を持つ、考えがあって投入されているカード達であると言えるでしょう。

左側の「ハッポウ」はトリガーブロッカーという点だけを見てよくいるヤツかとうっかりスルーしそうになりますが、なんとシールドにアタックが出来ます。

自身のトリガープラス能力によって攻撃を防いだ後も破壊されずに残ったまま自分のターンを迎え、このクリーチャー1体分の差で殴り切って勝ってしまうという場面もきっと多々出てくるはず。正に痒い所に手が届く一枚ですね。

右側の「エンゲツ」はそうした器用さこそありませんが、プラス能力で敵を2体タップできるので単純に盾から捲れてうれしい一体。余ったマナで場におけるコスト1である点も素晴らしいですね。ていうかラウラギガのパワーが落ちた分トリガー得たのって結構なインフレを感じますね・・・。

撹乱のシノビ・ニンジャストライク

ニンジャストライク、懐かしい響きです。定期的に新顔が現れているとはいえ登場は我々勝舞編世代のカード群からなので、太古のデュエマからの刺客といって差し支えないでしょう。カードゲームにおいて相手のターン中にとれる行動が多くなるとゲームの複雑化を招くと考えられるので、ニンジャストライクの登場は常に注意を払ったものになっていると考えられます。

それだけ強力な効果という事でこちらの2種はどちらも勝舞編のカードプールから駆け付けた兵という事になります。2枚ともシンプルなテキストですがそれぞれ使用感は異なり、左側の「ライデン」で攻撃を防ぐときは「攻撃宣言をしてすでにタップされたカードは対象に指定しても無意味」という点に留意する必要があります。

一方で右側の「ハヤブサマル」は出た時に自身を含む好きなクリーチャーをブロッカー化できるため、相手のカードの効果を度外視すればどんな状況でも確実に1体止められるという堅実な物になっております。ハヤブサマルはその汎用性の高さから現在でも殿堂入りに指定されており、当商品でも勿論1枚のみの収録となっています。歴史が長いカードなのでデュエマwikiで活躍を調べるのが面白いカードだったりします。

攻めのシノビ・メクレイド

このデッキにもアビスの記事で紹介したメクレイドが搭載されています。カードの種類としては2種のみなので控えめですが、このデッキにおいては詰めの一手としての意味合いが強く必要十分といった所になると思います。

左側の「ケムリ」はアタックする時に味方をタップすればメクレイドが出来るクリーチャー。次のターンなどもうござらんという場面で先ほどの「エンゲツ」など攻撃に参加できないクリーチャーをタップしつつメクレイドしたり、いやいやターンが返ってきても「ミモザスター」でバッチリ防ぐでござるな動きもできますね。下側がシールドトリガーの呪文になっているのもありがたいですね。しかも何故か1枚ドローできる。

そして右側におわす「聖沌大忍者ハラギャティ」はこのデッキの真のフィニッシャー。最終目標はこのカードをとにかく立てる事で、途中途中強調していた「とにかく横にクリーチャーを並べたい」というのはこのハラギャティの存在があるからなのでした。

その能力は「場のクリーチャー1体につき自身のコストを1軽減」「出た時とアタック時にメカメクレイド5を行う」というものと、「自身を含む味方が破壊される際、自分のシノビを身代わりにできる」というもの。あらゆる点でクリーチャーを横並びさせる動きとマッチした能力になっており、人海戦術で相手を完全に詰みの状態へ追いやるデッキのコンセプトをみごと体現した1枚です。

ハラギャティがアタックした時にケムリの呪文面を引き当てる事が出来ればパワー10000のWブレイカーを複数回にわたり放てるのも小技として面白い点です。

残念な点は「デッキに1枚しか収録されていない」点と「自身はメクレイドで出てこない(ハズレになる)」という点。ただ、これらの難点も今回のデッキに限っては地味に良い方向に噛み合っており、デッキとしての纏まりに貢献している側面があったりします。メクレイドで出せない分採用枚数を抑えるのは理にかなっている一方で、7枚のサーチカードやシリエスの置きドローなど1枚採用のこのカードを引き込む手段は多く用意されており、軽減能力を達成しやすい点も相まって意外にもこのカードを召喚する事は難しくないです。

スタートデッキのキラカードは枚数ケチられてる上にあんまり強くない、という自分の勝手なイメージがこのデッキでは見事覆される形と相成ったのでただただ驚かされました。まあシールドに埋まったり手札破壊で落とされるのを見越して、改造する際はもう少し採用枚数を増やす事にはなると思われますが、それでも4枚フル投入するかは好みが分かれると思われますのでデッキの示す方針としてはやはり正しい方向を向いているだろうと言えます。

発売前は「なんでこいつ8コスじゃないねん」と思ったりしましたが、意外にも良調整といった仕上がりで掌返し不可避。ほんとに感動です。いや8コストならそれはそれで強いんだけども。

決めろ聖沌・クノイチ・チェンジ

パッケージの切り札が最後になってしまった。ただそういった主張の少なさもまたシノビらしい気がします。というのもこのカードが持つニンジャチェンジ能力は「相手の攻撃、またはブロックに反応して手札と場のシノビを入れ替える」という少々受動的な能力になっているため、実際のゲーム中ではガンガン狙っていくという風にはなりにくかったりします。

どちらかといえばよりシノビらしく、虎視眈々と相手の動きを見据えて刺すような立ち回りでこのカードを握っておくという事が多いです。そういった関係から遊ぶ分には無改造の2枚でも結構こと足りたりするのが驚き。

当然防御として使ってもよいですし、個人的にはシールドトリガープラスをアテにしてクノイチマントラは守備に参加せず、相手のターンに登場してから生存させることで召喚酔いを無視できる即時打点として動いてもらうのもこのデッキにおけるコツのように思えてまいりました。

無論場面によっては防御として出さざるを得ない場合もあるので、そういった場合は右側の呪文「聖沌忍法トロイ」を使う事で疑似的にニンジャチェンジを行い「マントラ」を再び手札に構えなおすことも可能です。正直この呪文は一般的には入れ替え候補として見做されているようなのですが、ごく個人的には「コスト5以下のメカ・シノビ限定で使えるフォースアゲイン」のようにも運用できるので聖沌クノイチチェンジの良さを残したファンデッキとしては出来たら残したい1枚だと思っています。

工夫次第で使い方が広がってく感じが楽しいです。まあぜったいシリエスとかに枠割いた方がいいけどね。

そういった具合にクノイチマントラは「このカードにつなげれば勝てる」という性質ではないのが返ってこのデッキの深みを増しているように思います。デカいドラゴン!フィニッシャー!!というのも大好きだからこそ、こういった異なるアプローチで考えて操るのが楽しい切り札も良い物ですね。

後のパックで登場する「カオスマントラ」とはニンジャチェンジ条件の違いから相互互換の関係になっているのも愛着が湧いてくる点です。止められる攻撃に違いがあるのもちょうど前述の「ライデン」と「ハヤブサマル」の関係に近い物があるかもしれません。

クノイチチェンジはおすすめか

個人的にはすごくおすすめしたい、そりゃ記事書いてるなら結論は出てるだろ感あるけど、おすすめ、したいんです。

一般論としてスタートデッキという商品って基本的にパックを買ってもらう入り口としての側面がやっぱり強いので、内容を充実させすぎない造りになってしまうことが多いです。そうなってくると商品としての観点を除いて純粋に評価した場合、完成度の低いデッキという事実が残ってしまう結果になるのかなと。搭載されているカードが単純にパワー不足・キーカードの枚数が絞られていて強い動きを押し付けられない・切り札を出してもどうにもならない場合も少なくない・そもそも切り札へのアクセスが悪く出せるかどうかが怪しい、など「スタートデッキだからしょうがない」といえる点は結構あります。

ただこのデッキに関してはここまでご説明させて頂いたようにそう言ったスタートデッキ特有の問題のいくつかを解決しており、大人の事情で機能不全に陥る商品のジレンマを克服しています。

カードの説明に入る際「奇跡のバランス」と称した所以がまさにこういった部分によるものであり、「カードパワーが低め=低コスト獣を並べる戦術だから」「キーカードの枚数が少ない=ここぞという場面で来るべきカードだから」といった具合にデッキ構築論とスタートデッキの事情が上手い事噛み合っているのです。

総じてデッキとしての完成度は高く、使っていて欲が出てくる際も具体的な改造案をひねり出すのはなかなか苦労するレベル。自分は2個買って合体させようぐらいに考えていましたが、どこを削るかが非常に悩ましいのでいっそ無改造で一つ残しておいて2個目を大幅に改築する方向にシフトし始めています。


以上聖沌クノイチチェンジのご紹介でした。

デュエマ史上初の女性キャラのデッキ商品だ!!と大いに楽しみにしていた一方でデッキとしてはスタートデッキなりのハードルを下げた形で待っていたため、個人的にはその予想を大きく裏切られる運びとなり非常に大満足。

自分は同じ価格帯のスタートデッキ「竜軍オブボルシャック」ではいまいち動かし方を掴めなかったこともあり、今回の予想外の使いやすさは完全に不意打ちを食らった形になりました。

初心者やライト層にとっては「デッキを複数買う必要がある」「パックを買わなきゃ本領発揮できない」というのは購入に際して格好の買わない理由となり得ます。本商品はそうした面からも自信をもって勧められる完成度に仕上がっており改造の余地は残されつつもガチ環境を見据えなければ商品1個でも充分強い、というスタートデッキとして理想的な出来映え。

売れ行き次第では「女性キャラの関連アイテム」が販売戦略に定着する可能性もゼロではないので是非皆々様方にも手に取っていただきたく思います。(ド煩悩)

今後はしばらく幅広い層に勧められそうな商品が出る気配はないのでデュエマの記事は落ち着いていくと思われますが、このブログの本筋であるトランスフォーマーやダイアクロンが異常な盛り上がりを見せている為そちらに関しても言及していきたい所存であります。それでは、また次の機会に。

コメント

  1. ばば より:

    場所によっては龍覇爆炎安売りしてるとこもあるので是非(沼)

    • 茂木康信 より:

      コメントありがとうございます!
      結構安売り見かけますよね。新弾がギミック的に面白いので追加で買うかは優先度的に悩みどころですが、残ってるうちに2個目買えたらいいなあと思ってます!

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