ダイアクロン DA-80 ビッグパワードGV〈ヴァースキャリバー〉

ダイアクロン

お久しぶりです。前回から間が空いてしまいましたが今回はいよいよ、合体編という事でヴァースキャリバー真の姿を一緒に拝んでいきましょう!

前回、なるべくカットしつつ進めはしたもののそれでもかなり疲弊してしまったので、今回も少しカット気味に進めていこうと思います。それでも写真の量が既に多くて戦々恐々なのですが、要点は逃さず伝えられればなと。

まずはいつも通りビークル形態から。今回の場合は各パワードマシンがコンビネーションを組んだ状態からどうぞ!

スカイパワード

パワード01に02が重なり、腕パーツを譲渡!

02が離脱しつつ……

完成!スカイパワード!!

01と02それぞれの目立つ箇所が同時に前面に出ており、非常に画面映えします…

通常のビッグパワードではドリルの部分が大型のインテークになっており、上から見るとデルタ機のようなシルエットを成していたのがカッコよかったのですが、ドリルが大きく張り出した攻撃的なフォルムで差別化しつつ格好良く仕上がってますね!

新造のキャノンのデザインがこの形態ではランディングギアの代わりに接地するよう作られているのもアップデートが感じられて良いです。ガトリングの回転砲塔が直で地面にくっつくのは大胆でしたからね。

とはいえヴァースキャリバーはいい所ばかりではなく。

合体に関しては新規のボレットコアが少々悪さをしており、このスカイパワードでは合体させる際に02のボレットコアが01本体に干渉してしまうんですよね…。

なので合体させるためにはわざわざボレットコアの接続を浅い位置にズラし、01のコクピットも下に下ろしてやらなくてはならないという。

合体自体は問題なく可能なのですが、少々片手落ちというかスマートさに欠ける処理でやや残念な部分でした……。

実は上半身と下半身を合体させる際にも腰のボレットコアを一度取り外す必要があったり、形状が変わった分いくつか影響が出ているのが若干惜しい点ですね。

ガイアパワード

続いて03以下が連結!ガイアパワードに変形!!

手順はそのまま繋げるだけですが、コクピットが変更された影響か通常のビッグパワードから前後の向きが変更されています。

通常版では03が先頭になって牽引する形式でしたが、ほぼフル新規の0405がトップに来るのでかなり印象が変わっていますね。

0405の火器が増えているためこの形態での砲門の数もアップ。輸送車両的なイメージだった通常版から打って変わってモロに戦闘車両といった感じです。

カッコいい。

連結巡航形態

なっが・・・♡

いわゆるビークルの全合体形態ですね。

個人的に一番大好きな形態。通常版ではこの形態のビッグパワードを両手で抱えて眺める瞬間が非常に幸せでした…

自分は別の記事でも書いた通りこういった「戦闘準備体制」的なシチュエーションを感じれるビークルの集合形態がとっても大好き………。

戦地へ赴く張り詰めた空気感というか力強さのような物をビシビシ感じてロマンが溢れております。ダイアクロンはどちらかといえばリアルSFに属すると思うので、余計にそういった組織の作戦行動を想起して遊べてしまいます…。ガンダムUCの「mobile suit」が流れてきそうな感じって言うと伝わる気がします…

長距離移動を目的とした形態だと思うので途中途中で休憩とか整備を挟んだりするのかなって…

通常のビッグパワードでは0405のコクピットはコンテナ部分に収納していたのですが、ヴァースキャリバーでは出したまま連結なのでコンテナは完全空洞。好きなものを収納して遊べます。自分はVムーバーをここに収納して哨戒など細かい用途で出撃してもらうイメージで遊んでいますね。パーツが余っていればバトルコンボイ付属のコンソール類を使って簡易オペレーションルーム的に飾り付けてみたかった・・・。

決戦モードへと融合合体せよ!!

いよいよ決戦モードへと合体。

ここまで長かった。

レビュー記事の書き方って色々あると思うんですけど、個人的にダイアクロン玩具はライブ感みたいなものを重視したくて、「記事を書く前に玩具を一通り弄る」という事はあえてしないで書いているので非常に疲れますね。

合体したときの感動を直に伝えたくてそういう手法を取っているのですが、他の記事より整理されていない文章で読むほうも書く方も疲れるので記事としてはいい事ないかもしれません。(玩具の遊び方としてはめちゃ楽しいです。

それじゃあいくぜ野郎ども!ドッキングフォーメーション!!

ガイアパワードからVムーバーとボレットコアが離脱。合体フェーズに以降だ!

ガイアパワード!ライズアップ!!

テンション上がりますね・・・。ダイアクロンを決戦モードへと合体させている時は本当に没入感がすごいというか、ロボットアニメの合体バンクをイメージしてしまいがちです。テーマソングとか聴こえてきますね・・・。

続いてスカイパワード!ドッキングセンサー!!

ガシィ~~~ン・・・・

ここまで来るとほとんど完成。〆の演出が本当にたまらないのがダイアクロンの素晴らしいところです。。。

とぅッ!!!!!

「融合合体ッ!!!!」

ビッグパワードは「隊員がパワードスーツに乗り込んで更に強化ロボになる」というコンセプトの機体です。
マトリョーシカのように大型ロボットへ進化していくイメージから「融合合体」という名前になったのでしょう。

グィ~~~ン・・・・

驚異のギミック。精度も調整されており通常版より出し入れしやすいです。神。

ギュピィーーーン!!!!

ビィーーーッグ!!

パワード!!

G!!!!

V!!!!!!

ヴァ~~~~~ッ

ーーーッスゥ!!!!

キャリヴァーーーーーッ!!!!!!!!!!

決戦モード

凄くカッコいい。

凄く凄くカッコいい。

メタリック塗装に変更された箇所も多いので決戦モード単一だけで比べた場合、通常のビッグパワードよりはるかに格好良く感じます。

また、複雑で立体的な造形が頂点部で光を反射しまくっているのでとにかく情報量が凄い。

ボディカラーもブラックではなく「ネイビーブルー」といった風合いになっており、「ビッグパワードの派生ではなくあくまでも正統進化」であるようなニュアンスが強まっております。写真ではなかなか見せにくいのですが、肉眼では集光ギミックもかなり効果を発揮しておりボディとうまくコントラストが際立っております。

後は頼んだぜ新入り・・・!

離脱したボレットコアはひとまとめにして待機させておけます。

悪く言えば余剰ですが、ボディの各所にコクピットがちりばめられているよりかはリアリティがあるのではないかなと思えます。

さらに言えばあくまで説明書通りにすればこうなるだけなので、無理やり全身のジョイントを活かせば余剰なしにすることも可能です。

余談ですけどザンボットのザンボエースは頭部とは別に両足のつま先にもコクピットがあって、最終決戦ではその片方が吹き飛ばされます。あんまりドゥ・・・。

アクションポーズ

ぬぉおおっ!クレンチ!!

ナーーックル!!!!!

可動性はほどほどに広いのですが、肩の付け根が低めだったり腰ブロックが小さめなのも影響して少々ポーズ映えはしづらいといった具合。

新規の関節のおかげで下半身は非常に動くのですが、上半身は特にアップデートは入らず。そのため腕部はやや窮屈で、フル可動指が活きるポーズもさせにくいかなと・・・。

サイズ的にもデザイン的にも、上半身の表情付けでポージングをさせたい商品だと思うので、残念ながら膝の可動性強化はあまり嚙み合っていない印象ですね・・・。ただ、この辺はあくまでイメージの話でもあるとは思うので「いやいやうちのヴァースキャリバーは足技めっちゃ使うから」と言う方も全然いると思います。

肩のドリルってちょっと使いにくそうですよね。

ポージングは工夫がモノを言うので、カッコいい魅せ方を探せばいくらでも幅を広げられるものだと思います。自分はヴァースキャリバーを「ポーズ映えしづらい」と評しましたが、ポージングが上手い方なら「そんなことはないよ」と思うかもしれませんね。

バイザーオン!!!!

マルチロック・・・

フル・バースト!!!!!

一方ではビッグパワード自体がこまかなポーズはしなさそうなイメージがあるので、可動性はそこまで重要じゃないという気もしています。

壮観ですね・・・。

マイクロミサイルっていいですよね・・・。表面を指でなぞりたくなる・・・・。

プシューッ鎮圧完了・・・・。

マスクやバイザーの開閉が差し替えなしで可能です。

こういったかゆいところに手が届くようなギミックに溢れているので、様々なシチュエーションに対応できて本当にブンドドが捗ります。

千代錦-----ッ!!

おまけで余剰なし合体。工夫すればもっと整った組み合わせにできると思います。

あくまで「俺変形」の一環なので、これに関してはユーザーの数だけ答えがあると思いますね。


以上、ビッグパワードGVヴァースキャリバーでした。

凄すぎるボリューム。ロボットでやりたい事をとにかく詰め込んだ商品で、値段が高い分ひたすら贅を尽くした一品ですね。ダイアクロンの中でも単一のロボットでは最大級の商品なので、シリーズ内では他の追随を許しません。

自分は今回で2度目のビッグパワードですが、やはりこの楽しさは褪せる事なく今尚初めて手に取ったような感動が味わえました。

ただロボットへ合体するだけでなく、様々な中間形態を用意する事で手に取った人間がドラマをイメージして遊びやすく、さらに頭部の変形ギミックを凝った物にする事で、決戦モードの重要性を全形態の中でも頭ひとつ抜けたものにしています。

そういった設計者の演出が随所で光る玩具となっており、もはや作品という呼び方の方がしっくりときてしまう。

ビッグパワードというロボットの活躍を描いた一本の作品と言えます。

ダイアクロンのコンセプトである「大人が高度なロールプレイを楽しむ」というのを正に体現した玩具であり、ユーザーが今まで独自にやってきた「想像で補完する」行為に開発側が徹底的に付き合ってくれる、ダイアクロンの素晴らしさをこれでもかと詰め込んだ本当におすすめ出来る玩具ですね……!

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