みなさんこんにちは。今日はメガハウスより発売のガンダム・ミリタリー・ジェネレーション(GMG)というシリーズからセイラ・マスをご紹介。
ガンダムといえば思い浮かぶのはとにもかくにもガンプラ。時点でロボット魂やメタルビルドといった立体物で、共通するのはやはり主役はモビルスーツという事。当たり前だ、ロボットアニメなんだから。
しかしながらガンダムクラスにシリーズが続いていればモビルスーツ以外の展開だって欲しくなってきてしまうのが人の常。今回ご紹介するのはそんなガンダムシリーズでも珍しい一般歩兵に焦点を当てた可動フィギュアによる情景モデルシリーズ。その第6弾に登場したセイラ・マスことセイラさんをレビューしたいと思います。
うおぉーっセイラさんの可動フィギュア!!スケールモデルこそ発売されていたもののガレージキットを除くとこれまで全くと言っていいほどなかったガンダムヒロインの可動フィギュア!!
過去にSEED系列ではドールでの発売があったり、近年ではプラモデルによる美少女キャラクターにバンダイも乗り出してきた影響でビルドファイター系列やSEED系列での展開がようやくスタートしたという動きこそあるものの、まだまだそれも出がかりで盛り上がりにはイマイチかけるといった印象。そんなこんなでガンダムヒロインの可動モデルはざっくり言うと珍しい存在であると言えます。
GMGは一般兵に焦点を当てた情景遊びを目的としたシリーズであり、固有キャラの発売は集客のための変化球的パターンでのリリースなのでいわゆる美少女フィギュア的なフォーマットではありませんがそれでも「可動するセイラさん」は嬉しい!!
メガハウスやバンダイの想定する遊び方は一切できないと思いますが、この興奮を一緒に味わってもらえればと思います!どうぞッ!!
本体・付属品
早速本体!サイズはわずか10cm程度ですがどうでしょう?多分ちょっとイカつい。発売から少し時間が経っており、自分は見慣れましたが正直あまり反応は良くなかった気がします。
ただまあ冒頭でも説明した通りこのシリーズはストラクチャーなどを交えて情景遊びに特化したシリーズであり美少女フィギュアではないので仕方がない部分であると思います。むしろそういった遊びを想定している分可動性は保証されており、ポージングの工夫で女性らしさを演出できるのでまだ救いがある方かなと考えている次第であります。
後述しますが個人的には問題はそれ以外の部分にあるかな・・・といった感想。
付属品はパッケージ裏左サイドにすべて記載されております。わかりやすい。
基本的には小物が付属して遊べるという物なのですが、この連邦軍パイロットシリーズではコアファイターのコクピットを組み立てられるパーツが目玉として付属します。
というかそれ以外がほとんど無いに等しい。セイラさん以外の04・05も買って組み立てよう!という感じなので僕のようなセイラさん目当てのスケベ小僧は必然的にストラクチャーを交えた遊びからは遠ざかる形になります。
まあでも良いんだソレは。それぐらいに可動するセイラさんというのが貴重過ぎる。
で・・・後述する問題点というのがここからになるのですがこの商品、ちょっと品質がよろしくない。個体差かなとも思うのですが、ん?となる箇所がまあまあ多めです。
まず写真のコアファイターのコクピット用パーツなんですが、めちゃくちゃ埃をかぶっており汚い。汚いだけならまあ・・・なんですがペダルの接着が甘く浮いている。
アタッシュケースの金塊も付属してセイラさんらしさマシマシなのですが、これも中がまあまあ汚なかった上に傷も付いているという感じ。換金時に結構価値下がりそうじゃない?キャスバル兄さん?
そんな感じでサイズも関係して仕方がないのかな・・・とは思うのですが、ちょっと仕上がりの粗が目立つ感じです。付属品だけなら別にいいのですが、本体の塗装も胴体に飛び跳ねている箇所があったり、なかなかにワイルドな仕上がりです。
この商品の定価は4500円と近年の立体物にしては抑え目な価格ですが、ガンダムファンの感覚的にはガンプラと競合してしまうライン。そんなわけで購入の際はこういった個体差をある程度覚悟のうえで買われるのが妥当かと思われます。「別にいいけど気にはなる」という絶妙なモヤモヤ具合!
ハンドガンとホルスター、あとなんかアムロとかがテーピング取り出してたような気がする腰ポケットも付属!
6種の交換用ハンドパーツを活かしてきっちり構えられるぞ!ちなみにハンドガンを保持する手首パーツには可動軸の方向が異なる物も付属しており、目線と水平に構える事も可能です。ミリタリージェネレーションって感じ。
可動範囲
関節のビスがド派手に目立つ分かなり優秀な可動域を有しています。取れないポーズの方が少ないレベル。
しかしながらここでも品質面の粗が悪さをしているかもしれなくて、ビスの差し込みが甘めな箇所もあったりするのであまりガシガシ動かすとポロっと関節が取れてしまうかもしれません。自分の物はハンドパーツのビスなんかが取れました。
胴体部の捻りや傾け、肩の前後可動など表情付けに事欠かない機構です。素立ちの全身像を見るとゴツいというか太ましい印象であったと思うのですが、優秀な可動範囲を活かすとサイズの小ささも相まって自然なシルエットに見えます。
ポージング映えするスタイルと前向きにとらえよう。
大味な印象もありますが膝肘がどちらも二重関節なのでかなり調整が利く感じ。逆方向に反れるだけの関節のあそびもあるのが嬉しいところです。
ちなみにカッコいいポーズはこれで見納めです。
メットオフ♡
厳密には差し替えなのでメットオフではないですが、外した状態もしっかり付属。ありがとうメガハウス。
余談ですが僕の友人には「ヘルメットを付けたままのパイロットスーツ」に興奮するタイプの人間がいるので若干の罪悪感もあります。ごめん友人氏。
ーフゥ・・・
フワ~~~ォ♡
ヘルメット取った後に髪を左右に振って欲しい!!そしてそのフレグランスを感じたい!!!!
ヘルメットは空洞状態にもできるので外した後は小物パーツとしてそのまま機能します!
そんなヘルメットの構造はこんな感じに!
内部の顔が別パーツになっているのでそこだけ取り去って使い分ける方式です。気持ちこちらの顔パーツの方が美人な気もするのが惜しい所!鼻にガッツリ塗装跳ねてますけどね!!
ヴォイ!!!!
成型の都合なのか製造過程でダメージが入ったのか、自分のバイザーにはガッツリ傷?ウェルドライン?かは解りませんが邪魔な何かが・・・。
至る箇所でこういった不具合が見られるので個体差にしても自分の物はかなり劣悪でハズレを引いたなという感じ。ツイッターで特に不満の声を見かけなかったので自分がド級に不運だったのかも。
頭部アップ
人形は顔の命・・・だと思うので。
肉眼で見た時、正直ぼんやりした印象でちょっと買ったのを後悔しかけてしまいました・・・。ただ撮影をしているとファインダー越しの顔の印象はそこまで悪くなく、むしろサイズを考えるとかなり細かくできているのかなと思えるようになりました。
どうも白い肌に黄色い眉毛、というのが色の相性が悪めなようで、光の加減では眉なしのスジもんフェイスに見えてしまうのが肉眼で見た際の印象の悪さの原因なのかもしれません。
髪色より濃い目にするなどの工夫はされているのですが、サイズという物理的な壁の限界ですね。
そんな感じで顔の造形は実はポテンシャルが高いのかもしれません。
今回軽めの記事としてサクッと撮影してしまったのですが、もっとライティングに拘ってあげればよかった。
アクションポーズ
というかグラビアポーズ♡
胴体部の可動範囲が優秀で左右に体重をかけるような、傾いたポーズで女性特有のセクシーな佇まいを表現できます。
ノーマルスーツの縦線が入ったデザインも相まってボディラインがより強調される感じ!
口元が少しやわらかく微笑んだ表情になっているのが最高!!おれもセイラさんにフフッ♡と笑われたい!!!!
可動させると本来のふとましさが一転ちょっとムチッとしたスタイルに置き換わります!肩とか腕はノーマルスーツの着ぶくれだ!!
胴体の可動が本当に楽しい。セクシーに腰をくねらせるポーズがひたすら映えます!!
個人的には股関節がもうすこしぴったり閉じれるような構造だったら嬉しかったなと思います。
まあ女性キャラの可動フィギュアにエロいポーズ取らせてゲヘゲヘ言ってる人間の意見なんて少数派もいいとこだと思いますが。
連邦のデカいケツ
とまあここまで見て来てお分かりかと思いますがGMGセイラさん、良い所も悪い所もそこそこありつつという人を選ぶ商品な感じ。
しかしながらこの商品にはそんな均衡を崩すパワー持ったストロングポイントがまだ残っております・・・・。これを見て揺るがない男がいるのか?そのパワーとは・・・!
そう!!ケツっ!!あまりにもお下品なケツ!!!!
いくらノーマルスーツ着てたってこうはならんだろう!!なんだこのエロいケツは?!
圧倒的軍規違反!!!!
いやほんとになんだこれ。見ているだけで指が沈み込む感覚すら浮かぶエロ尻。
実際のところは背中から続く一本線とつながったノーマルスーツのデザインの一部でステッチか何かである、ケツの割れ目ではない、というのが正しい解釈であると思われます。
いやただ、どうみてもケツ。
男を吸い込む魅惑のブラックホール。デカすぎんだろ。
うわあエロい。
デカすぎるケツが締め付けられて上に無理やり引っ張られているような形状。こんなんでミリタリージェネレーション出来ると思うなよ。
可動させて遊ぶだけならTバック状にぶった切ってしまった方がいいというのに、可動を制限してまでこのケツを取った名采配に今はただ敬意を表します。
コアブースターやGファイターの上にガンダムを乗せるシーンの度に全男子は「セイラさんに乗りたい♡」と思ったに違いありませんが、この時ばかりはセイラさんに乗られたいと思ってしまいます。
豊富な可動範囲とデカケツの生む安産体型がグラビアポーズを何倍にも素晴らしくしてくれる。
バンダイ側の展開で考えられるSHフィギュアーツやフィギュアライズスタンダードの仕様からはきっと生まれない、GMGというシリーズで作られたからこそこのスタイルなのだと思います。
こうして見ると腰と胴体の幅の違いが綺麗です。
立たせた状態だと可動の都合でサイズが違ってる感が強かったというのに、ポージングマジック。
宣材や立ちポーズなどではわかりにくかったトルソー部分の美しさがハッキリわかります・・・。
腰をくねらせられるフィギュアは神。
さらっと触って終えるつもりだったのが、可動範囲が素晴らしく気付けば様々なポーズを取らせており、すっかりGMGセイラさんに魅せられておりました・・・。
再現度より情景遊びを優先したシリーズという事で発売前の期待値は程々でしたが実際に手に取ってみると思った以上にエロい。買わなくてもよかったかな、と思った瞬間も正直ありましたが最終的には買ってよかった!
ああセイラさん・・・
ああ~~っセイラさ~~~~ん・・・!!!!
そんな感じでガンダムミリタリージェネレーションからセイラ・マスでした。
この商品をエロい目的で買おうという人はなかなかいないとは思いますし、そもそもそういう商品ではないので果たして今回の記事がレビューと言えるのか甚だ疑問ではありますが「貴重なガンダムヒロインの可動モデル」としての需要は少なからず存在していると思いますのでそういった観点での良しあしもきっとどこかで誰かに求められているんじゃないかという気がしています。
結論を言うと人を選ぶ出来ではあるので、余裕のある方は寄り道的に買ってみてはどうかというのが妥当な評価なのだろうと思われます。ただ冒頭でも書き連ねた通りガンダムヒロインの可動モデルというのは存在自体が貴重です。自分のように女性キャラでも可動フィギュアを出してほしい、というユーザーにとってガンダムは何気に鬼門。そんな中で製品のターゲットからは逸れつつもセイラ・マスの可動フィギュアが発売してくれたという事実には変わりなく、GMGのラインナップにセイラさんをねじ込んでくれたメガハウス企画担当の方には頭が上がりません。
願わくば同社のヴァリアブルアクションであったりバンダイ側のフィギュアーツやフィギュアライズスタンダードなどの美少女フィギュアとしてのフォーマットも持ちあわせているシリーズでもガンダムヒロインが製品化される時を待ち望んでおります。
それではまた、次の記事で。
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