ER-02オプティマスプライムwithトレーラー

トランスフォーマー

皆さんこんにちは。本日はちょうど3月末に再販された傑作アイテム、近年のリメイクトランスフォーマー 玩具の中でも特にオススメしたい「オプティマスプライムwithトレーラー」をご紹介したいと思います。

今回ご紹介するのはアースライズ版であり、実際に店頭に出ているのはキングダム版のパッケージになっているという違いがあるのですが、基本的な部分は全てアースライズ版そのままであり単純なパッケージ変え再販という形のようです。

製品仕様的には明確な差異はないので、以前から購入を検討されていた方にとって判断材料の一つにしていただければ幸いですし、そもそもトランスフォーマーを買ったことがないという方にも是非オススメしたい一品です。

個人的にも非常に気に入っているアイテムであり、初めて手に取った時の感動も含めアースライズ版オプティマス(以下ER版オプ)の魅力をお伝えできればと思います。

まずは箱から取り出した状態のロボットモードからどうぞ。

ロボットモード

説明不要のG1コンボイスタイルで、全年齢向けの変形玩具としては破格すぎるプロポーション。

全身が箱型のパーツで構成されており、どこを触ってもとにかく四角いのが最高です。自分はこのスタイル、この仕様このサイズで立体化した事がとにかく嬉し過ぎて、購入当初から無意味に腕をぐにぐにと掴んで「四角い感触」を指先で楽しんでいます…w

関節も首以外全て軸可動になっているため不必要にフラつく事もなく、見た目通りのがっちりした触り心地。

背面にビークルの前輪がくっ付いている点のみ惜しさを感じますが、正面からはほとんど目立たずビジュアルへの影響は最小限に留められております。

全体のカラーリングも非常にかっこいいです。シルバーの部分塗装に加え青、グレーの成型色がグロス気味になっているので全体的に鮮やか且つ煌びやかな印象です。

自分は最近はネットフリックスのアニメに合わせて発売された、初代コンボイの玩具版を意識した渋めのカラーリングの物に見慣れていたため余計に鮮やかに感じます。

ただ、唯一塗装面で残念と言うか、明確にどうにかしてほしかったのは目の下地が塗られておらず、青成型色そのままなので目の視認性がかなり低い点。

顔は人形の命なので、目元までしっかりマスクと同じシルバーで塗装してもらいたかったです。今回も基本ベタ褒めですが、ここだけは許せない部分・・・。何度か色替え商品も出ているのですが、コンボイの死体を再現したアイテム(書いててすごい意味不明ですが。)に限って目元まで塗ってあるというのが意図した嫌がらせなのかと疑うレベルです・・・・。

本当にここだけ勿体ない部分・・・・。実を言うとレビュー用に元に戻してますが普段はシージ版のものと頭部を入れ替えてたりします・・・。

コンボイ、オプティマスプライムのリメイクは当然ながら幾度も商品化されているのですが、実は今回のようなサイズ感とデザインの商品は珍しい存在だったりします。過去に出ている初代を意識した商品はマスターピースを除くとビークルモードのまとまりに難があるんですよね…。

なので個人的にはこの商品のあらゆる要素の中で「ジェネレーションズ枠でキチッとしたデザインのビークルモードを持ったオプティマスで遊べる」という点が最も嬉しかったかもしれません。

(かつての海外アニメや国内のレジェンズ版コミックでは、存在しない現代版G1コンボイが最新リメイク商品と並んで活躍するというもはや嫌がらせのような構図が多分に存在していたので、その分のカタルシスも相当大きいのです。)

そんなわけで変形させていきます。ERオプは適度に複雑目な行程を踏みつつカッチリ収まるようになっているので変形もすごく楽しいです。

まずは細かいカバー部分を開いて・・・

上半身をみぞおちからグイっと持ち上げると・・・

うおお~っビークルモードで使うパーツが綺麗に畳まれているので広げてあげます。

頭と手首をしまって蓋を閉じ、180度腰を回転。

一旦背面に移動し、腕をしまい込みます。腰部分のカバーが可動して腕が入り込むスペースが作られるのが芸コマ。

アニメや初代玩具と似たような腕の動きをするのも楽しい部分ですね。

腕をしまった後は上半身から出てきたビークルの前面パーツを腰についていたバンパー部と接続。

最後に脚を90度倒し、太もものタンクパーツを広げると・・・。

ビークルモード

うわー・・・!めっちゃ四角いトラックになります。

若干フロントの車高が高めかなとは思うのですが、妙なでっぱり等は殆どなくきちっと表面が真っ平になっている!そんなコンボイが今まで絶妙になかったのです。

ざっくりと初代コンボイのリメイクと言えばあるにはあるのですが、「ビークルが綺麗でサイズがちょうどよくスタイルも良い」という条件全部乗せは本当にマスターピースぐらいでしたし、マスターピースはあくまでマスターピース同士で並べる前提のサイズであったため、このサイズで出たことそれ自体に意義があります。

武器は5mm穴であればどこでもマウント可能ですが、ビークルモードでは畳んでおくことで綺麗な位置に収まります。

ここの収納が美しすぎて、トレーラーを接続していない時の見映えも非常に気持ちが良いものに。リカラーアイテムのいくつかは実際にトレーラーがオミットされているのですが、この纏まりの良さが単体でも印象が崩れない理由なんじゃないかと勝手に思っています。

Withトレーラー

ぬわーっ素晴らしい。

トレーラーはぶっちゃけ簡易な造りになってはいるのですが、やはりこの姿こそコンボイ/オプティマスプライムと言えますよね。

コストの関係でいままでリメイクの機会に恵まれず、純粋なトレーラーとしてTFジェネレーションズで発売されたのは初。一応アースライズを含むWFCトリロジーの前の企画であったプライムウォーズトリロジーの最終章パワーオブザプライムにてトレーラーを牽引したオプティマスは製品化されているのですが、あちらはキャブのオライオンパックス(コンボイの若かりし姿)がトレーラーに変形するボディと合体して大きなオプティマスプライムになる、という変わり種のアイテムになっておりました。

中は空洞なので小型のビークルであれば収納可能です。

自分はサイズ的に同じアースライズのクリフジャンパーを入れて遊ぶことが多いです。というかぶっちゃけ、アースライズに限ると入るビークルの方が少ないですね・・・!!

ボイジャークラスのロボットにトレーラーを付けてリーダークラスの価格で売っているという事情も踏まえるとまあここは正直仕方がない部分だと思います!

アウトリガーで自立する事も可能です。

その代わりに残念ながら初代のように左右に展開するアウトリガーはありません。

当然展開も可能!ただしちょっと殺風景。

仕方がないからキミのサイバトロン戦士達を立たせて賑やかそう!!!!気分は簡易前線基地だ!!

WFCトリロジー独自の遊びとして5mm軸による武装遊びがあるので、オプティマスもそれに対応する形でトレーラーのパーツを一部取り外すことが出来ます。

オプティマスに装備。

アニメなどにはない独自の遊びでノれないという方も多いかもしれませんが、こういうのってやってみると大体「まあまあええやんけ・・・・」となるんですよね。

アクションポーズ

You got the touch ……

You got the power~~~~~……

ーYeah!!!!(←ここ好き)

本製品とは関係ないですが、トランスフォーマーザムービー本当にいいですよね。

ビークルモードの出来が素晴らしいお陰で、飛び上がって変形するシーンもより再現度が高くディスプレイできる気がします。


可動性は見た目通り素直によく動きます。腰の回転軸のみ、ビークルモードのパーツが干渉して角度が浅いと言った所でしょうか。

また、可動範囲とは違うのですが股関節が腰ごと前後可動するタイプになっているので脚を前に動かした際、やや胴が短く脚が無駄に長く見えてしまうという癖があります。平たく言うと若干プロポーションが崩れてしまいます。

見栄えのいいポーズを取らせようとする場合はやや構図で補ってあげる必要がありますね。

とはいえ総じてポージングには困らないスペックを有しています。後述のギミックが関係してなんと手首の開閉が出来るというのも驚異的。平時のアクションポーズにおいても表情付けに貢献します。

個人的にはビークルモードの良さが諸々の欠点を上回っているというのが最終的な感想ですね。顔の塗装だけはちゃんとして欲しかったけど。

コンボイである事にとらわれ過ぎず大胆なポーズを取らせると思ったよりカッコいいです。

ボールジョイントにはない軸関節のメリットは「余計にフラつかない」の他に「関節部にメカディテールを入れられる」というのもあると思います。お陰でポーズを取らせた際に初めて露になるディテールがカッコいいんですよね。

別売りの商品に付いているエフェクトパーツにも対応。

WFCトリロジーは共通のエフェクトパーツが本当にいいですよね。遊びが広がるを地で行ってます。

武装状態で取り付けるとかなり賑やかに。いつかジョイントに付けられるだけ付けてみたい。

叡智の光よ・・・闇を照らしてくれ!

You got the touch …..!!

まさかのマトリクス内蔵ギミックを搭載。手首の指可動はここでマトリクスを掴むために用意されたという事もあって、取り外した後もしっかりポーズを決められます。

実際にはアニメでこんなポーズはしていないとかどうでもよくなる凄さだと思います。

胸を開いた内部もしっかり塗装されており、マトリクスチェンバーと呼ぶに相応しい素敵空間に。ボディとは違う、ガンメタシルバーの塗装になっていて細かい点ながらリッチさを感じられます。

自分はこういう、外観は昔ながらのロボットが見えない部分でメカメカしいディテールを主張しているのが好きなタイプです・・・。

アニメにおけるマトリクスはトランスフォーマーザムービーから登場した設定であり、コンボイ自身がマトリクスを解放したのはトランスフォーマー2010の宇宙ペストへの対抗策としてでした。コロナウイルス、マトリクスの叡智で収束しませんかね・・・。またマスクで過ごす夏がやってくる・・・・・。


以上、アースライズ オプティマスプライムwithトレーラーでした。

本商品は単体で見ても実に素晴らしい物なのですが、今回は主に「過去の商品と比べてどうか」という視点で話す事が多かったように思います。それはコンボイ/オプティマスプライムというキャラクターがそれだけ歴史を重ねてきた事の証左であり、常にフラッグシップアイテムとしてユーザーの目を引く存在であり続けたからこそ、差別化点の重要性が上がってきているのだと思われます。

自分はファンとしてはそこまで歴の長いファンではないのですが、やはりトランスフォーマーを追っていく上では必然的に外せない存在となるのがコンボイ。新たな玩具シリーズが始まるたびにハードルが高まっていく中、今回のアースライズ版は見事コンボイ/オプティマスプライムの製品のハードルを底上げするクオリティだったと言えるでしょう。

そんなERオプティマスプライムがキングダムでも再アソートされたのは需要の高さの証明でもあると思いますので、買い逃してしまった方、トランスフォーマーが気になっているという方、カスタムペイントがしたい方、とまさしく万人に勧められるものになっております。

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