PF WFC-01 オプティマスプライム

トランスフォーマーシージ

今回はプレミアムフィニッシュからWFC版オプティマスプライムで遊んでいこうと思います。

いざブログを開設してみると記事に取り上げたいアイテムは星の数ほどありますが、時間は無限にあるわけではないのでまずは発売日が近いものを優先的に取り上げていくのがベターかなと思います。当ブログに確固たる方針は存在しませんのでそれもあくまで緩い道標でしかありませんが、しばらくは無難なチョイスが続くかもしれませんね。

そんなわけでまずはビークルモードからどうぞ。

ビークルモード

と、言ってもこちらの商品は既に発売済みの商品のリカラーアイテムとなっているので、ビークルモードのデザインそれ自体は特筆して話す事はあまりなかったり。

初登場したのは「War for Cybertron trilogy Transformers SIEGE」という玩具シリーズになります。

3年ほど前に初めて発売されてからすっかりお馴染みの姿になった感がありますね。当時はこのサイズで限りなくG1コンボイのデザインに近い手ごろなアイテムは貴重だったため、世間では賛否ありつつも好意的に受け止められていたように思います。バンパー横の2連ガトリングや大きく前に張り出したルーフなどが主だった初代デザインとの差異でしょうか。上記のシリーズ名が示す通り「Cybertron」すなわちセイバートロン星での彼らの姿をイメージしたデザインになっています。(以下シージオプ)

このデザインに難色を示した者も、自分のようにのんきに喜んだ者もその翌年には完全に現代版G1デザインと言い切れるアースライズ版が発売されるので度肝を抜かれることになります。

武器だけでなく別売りのコンテナを接続することもできます。

アースライズ版が出た後も、ネットフリックスでシージ版のデザインをベースにアニメが配信された事によってシージ版オプティマスは独自の個性を手に入れることになります。単なるモデルチェンジに終わる事なく今尚リカラー再販が行われる最大の理由ですね。

今回のアイテムはそのネットフリックスで配信されたアニメに登場する姿を再現し、日本独自アイテムとしてリリースした物となっております。海外兄貴はキレてもいい。

それらの主な恩恵はやはりロボットモードにて真価を発揮します。

トランスフォーム!!

ロボットモード

成型色が中心ですが、全体的に落ち着いたカラーリングがハードな印象を与えてくれて好印象です。

胴体を中心に派手にウェザリングが施されています。傷の位置はしっかり劇中に準拠しており、落ち着いた色味もあってアニメを再現という謳い文句には恥じないクオリティです。各部の傷の表現が単色で素朴すぎるのが少々勿体ない部分であります。錆やハゲのプリント箇所はいい味出てるんですがね。

背面は特に手を加えられていないのはいつも通りな印象

アニメでは胸のウインドウがグリーンで表現されていたのが特に印象的だったので、そこを反映してくれたのは大きい部分です。ネットフリックス版のオプティマスプライムは自身の行いも影響してか、歴代で比較しても疲れ切ったような雰囲気が独自の個性になっているような気がします。

自分の中では各デザインやウインドウの色も含めてG1コンボイとは異なる、「ネトフリ版オプティマス」といった独立したキャラクターになっている感じ。

アクションポーズ

可動範囲は御覧の通り股関節が前方向に90度まで上がり切らない点を除けば総じて良好です。股関節が上がり切らないというのは結構致命的に思えますが、触ってみて窮屈という印象はなくむしろ後述する理由から「シージオプは良く動く」というイメージに着地する方のほうが多いかと思われます。

WFCシージというシリーズはそれ以前のトランスフォーマーでは、実装されたりされなかったりとまちまちにされてきた足首や腰の可動を出来るだけシリーズ統一で仕込むという革命が起きたシリーズでした。

アクションフィギュアではあって当然の可動部位ですが変形トイとなるとそう簡単な物でもなく、可動優先の為差し替え方式にして変形面を妥協せざるを得ないというのは現在でも見かける光景です。その事からもシージの展開に立ち会ったファンの衝撃を推し量るのは今でも容易かと思います。

スタンドを介さない、共通ジョイントによるエフェクトの組み替え遊びはストレスフリーな為思っている以上に夢中になれます。
メガトロンは似たような色替えが出過ぎていてプレミアムフィニッシュを買うかは迷う所です・・・

接地して踏ん張るポーズを取れるようにする事で「siege(包囲攻撃)(攻城戦)」の激戦感を表現する狙いがあったそうです。ウェザリングやエフェクトパーツなんかも含めて、シージはコンセプトを表すギミックが遊びの面に直結するよう良く練られたものだと感心します。

やや脱線気味になった通りシージオプの可動自体が良いので、必然プレミアムフィニッシュもその点では全く問題がありません。

むしろ嬉しい事に可動部はどこも渋みが調整されて全体的にガッチリとした触り心地になっており、散々遊び倒したという方でも購入の価値アリな物になっております。

自分のシージオプも遊び過ぎて少し傷み始めているので、プレミアムフィニッシュはちょうど良いタイミングで発売してくれたと思います。

比較

うーん違うんだかーちゃん。

とはいえ自分は実の所そこまで色替えアイテムを買っている方ではないので全然軽症な部類ですけどね。

真ん中が今回のプレミアムフィニッシュ版になりますが、なんだかんだ見栄えは一番良くなっていると思います。PF版に見慣れると元のカラーリングは少し海外らしいというかガチャついた印象すらあります。おもちゃらしいカラーリングから、今回の調整でフィギュアらしさが新たに付加されたように思います。


以上プレミアムフィニッシュから シージ版オプティマスプライムでした。

重塗装と聞かれると少し違うような、少々名前負けしている感のあるプレミアムフィニッシュですが劇中再現度は確実に上がっており結果としてはとても良いものに仕上がっております。

個人的にはあくまで色替えのみのシリーズなので「全てを余さず買う」というより、シージオプのように気に入ったアイテムのグレードアップを目的に要所で買っていくシリーズになるかと思います。勿論そもそもベースとなったアイテムを未所持だ、という人には是非におすすめ出来るクオリティとなっております。

現段階で予約が始まっている物や噂レベルで出るといわれているアイテムの中には現状自分が持っていない型はなさそうですが、もし出るのなら実写のジェットファイヤーとベイ版オプティマスを出してもらいたい所ですね。プレミアムフィニッシュで出されるアイテムはスタジオシリーズ以降の3、4年以内に発売されたものが中心になるかと思いますが、この時期のトランスフォーマーは「出来は良いが塗装が惜しい」といったものが多く、塗装面が改善されるならば嬉しいアイテムづくしとなっています。

造形面での変更がないためセールス面での苦戦は予想されますが、せっかくの日本独自展開という事なので願わくば長く続くシリーズとなる事を祈っております。

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